退職の件を私の上長である専務、それから社長にお話し、退職願を提出したときの一部始終は前回紹介しました。
それから1ヶ月位が経過しても進展がなかったので、意を決して社長にその話をすることにしました。
いつまでもダラダラと働くわけには行きません。。。
自分のためにもなりませんし、ましてお世話になってきた会社に対しても心苦しいです。
毎日心ここにあらずで働くのは本当に辛かったので、はやくシロクロはっきりつけたかったです。
退職願は提出したものの保留になってしまった
前回の記事でも紹介したように、意を決して退職願を提出しましたが、見事撃沈というか、保留という事になってしまいました。
その後、何度か上長である専務、社長とお話をする機会がありました。
その度に退職の意向は変わっていないという話もしましたが、、、
「考え直してくれ」
の一点張りでした。
そして、ずるずると一ヶ月近くが経過しました。
このままではいけないと思い、1通のメールを上長である社長、専務あてに送りました。
提出させていただきました退職願ですが、1ヶ月が経過しました。
お二方ともご多忙で退職願提出日以降この件についてなかなかお話する機会がありませんでしたので、1ヶ月経過というきりのいいタイミングで、メールでは失礼かと思いましたが、退職願を受理していただきたくメールをお送りさせていただきました。
提出いたしました退職願の日付での退職をお願い致します。まだ総務に確認していませんので、有給休暇の残日数はわかりません。大変恐縮ですが、有給休暇を消化させていただき、希望退職日に退職をさせていただきたく思っております。
なお、有給休暇残日数がはっきりしていませんので明確な最終出勤日はわかりませんが、引継ぎの方は漏れなく行っていきたいと思いますので、引き続きよろしくご指導お願い致します。
メールで失礼致しました。また、駄文失礼致しました。
こんな感じのメールを送ってみました。
すると、次のような返事が来ました。
その内容は、
「もう一度話をさせてもらいたいので、時間をとってください。」
わかりました社長!!!
とことん話しましょう!!!
って感じでした(笑)
退職願を認めない人が現れた!!!
先程のメールを専務と社長のおふたかたに同時に送りました。
すると、、、
専務から食事のお誘いがありました。。。
これは従業員としては光栄なことですので、説得のためだと理解していながらも、もちろんご一緒させていただきました。
食事の席では、開口一番、、、
「俺は認めねーぞ」
嬉しさもありましたが、複雑な気持ちになりました。
それから会社の将来についてのお話が続きました。。。
私 「専務、何回もお伝えしていますが、会社嫌いでやめるわけじゃないんです」
専務 「じゃあ、考え直せよ」
私 「・・・」
専務 「やっぱ俺はお前が辞めるなんて認めねーぞ!」
私 「・・・」
専務 「お前みたいなやつが会社には必要なんだよ」
私 「そう言っていただけるのは嬉しいです。」
専務 「じゃあ、社長にはこの前お前が提出した退職願は返してもらえるように言っておくからな」
私 「・・・」
専務の必死に引き留めようとする熱意に終始無言になってしまいました。
会社を退職するという意思は固く決まっていましたが、ここまで引き止められるとは思ってもみなかったです。
私 「提出させていただいた退職願を受理していただきたいです。」
専務 「だから考え直せって!!!」
こんな感じで、終始平行線をたどるだけでした。。。(汗)
退職願保留後の社長との話し合い
専務との食事でも退職についての決着はつきませんでしたが、次は退職願保留後にはじめて社長とその件について話をする日になりました。
私 「メールを送らせていただいたとおりにお願いします」
社長 「まず、期間があいてしまって申し訳ない、ただただ放っておいたわけじゃないんだ」
私 「はい、わかっています」
社長 「で、どうだ? 考え変わらないか?」
私 「はい、すみません。。。」
社長 「そうか、、、」
私 「はい、、、」
社長 「次の会社が決まってるとかそういうのじゃないのか?」
私 「はい、次が決まってるわけではないです」
社長 「会社としては、なんとしてもお前に残ってもらいたい」
社長 「これまでいろいろ納得行かなかったこともあると思うから、お互い話して改善するよう務めるから」
社長 「大変な思いばかりさせて悪かった」
私 「この前もお話しましたが、会社が嫌いとか会社の誰かが嫌いとかっていう理由でもないんです」
社長 「なら、なおのこと残ってほしい、考え直してほしい」
終始こんな感じでした。
本当に必要としてくれて心からありがたいって思いました。
しかし、気持ちは固まっていました。
が、、、
次(次の就職先)が決まっていないとなると簡単には退職を認めてもらうことは難しいですね。
みなさんがもし退職をご検討されているのであれば、次の就職先を決めて、具体的にいついつからは次がはじまりますので、、、っていうふうに話を進めたほうが、退職は容易になると思います。
何度も言いますが、ここまで引き止めてもらえてすごく光栄に思いました。
退職願保留後の話し合いまとめ
結局今回も保留となってしまいました。
自分の中では退職願に書いた日付で退職して、新しいスタートをきろうという思いは変わらないので、どうか納得していただけるように話をすすめていこうと思います。
ただ、長年お世話になってきた会社ですので、本当に円満で退職したいと心から思います。
もし、人より素晴らしい世界を見よう、
そこにある宝にめぐり逢おうとするなら、
どうしたって危険な道、
恐い道を歩かねばなりません。
そういう道を求めて歩くのが、
才能に賭ける人の心構えなのです。
瀬戸内寂聴(天台宗の尼僧)
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