eBay輸出セラー必読!夏のセラーアップデート

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eBayセラーの方にはお馴染みのセラーアップデートが来ました。
2018年夏のアップデートがリリースされました。
昨年同様に春と夏のアップデートを補足する主旨での Summer Update です。
気になる点も何点かありましたので、シェアしたいと思います。
eBay Summer Update 2018
こちらからアップデートの詳細は確認できます。
今回のセラーアップデートでは、主に4つの項目でのアップデートがあります。
- Inventory Optimization(在庫最適化)
- Selling Metrics & Shipping(販売指標&発送)
- eBay Store(eBayストア)
- Simplified Returns(簡略化されたリターン)
以上4項目がアップデートされます。
では、これらを解説していきます。
Inventory Optimization(在庫最適化)
この Inventory Optimization ですが、日本語にすると在庫の最適化となります。
このアップデートは、春のセラーアップデートでも発表されていました。
このアップデートにより、今までAmazon.jp → eBay という無在庫販売での形態をとっていたセラーの方には、大きな転換となるかもしれません。
eBayは今まで、セラーの各々の商品の出品でしたが、変更後は、Amazon のような商品ベースの出品に切り替わっていきます。
というよりも、5月の段階ですでに一部の商品(下記表参考)ではそれがはじまっていました。
Brand | Product Line |
Amazon | Echo, Fire, Stick |
Apple | iPad, iPhone, TV |
Dyson | AM CoolingFan, AM Fan Heater, AM Humidifier, Pure |
Chromecast, Home | |
Jawbone | Jambox |
NEST | Thermostat |
Roku | Premier/Express/1/2/3/4 |
今回の2018夏のセラーアップデートより、商品ベースの出品に該当したカテゴリーが追加されました。
- Cardio Equipment
- Cell Phones & Smartphones
- Computers/Tablets, Networking Tablets & eBook Readers
- Humidifiers
- Internet & Media Streamers
- Major Appliances
- Portable Fans
- Programmable Thermostats
- Small Kitchen Appliances
- Space Heaters
- TV, Video & Home Audio: Internet & Media Streamers
- TVs
- Voice-Enabled Smart Assistants
これらのカテゴリーの商品が、eBay内にてUPCで1つにまとめられ、1つの商品の表示しかされなくなりました。イメージが湧かない方は、Amazonをイメージしてください。
まさに、Amazonのような変更になります。
Selling Metrics and Shipping(販売指標&発送)
次に、Selling Metrics Shipping です。日本語では、販売指標と発送という感じで訳すことができます。
これが今回のアップデートで最大の気になるアップデートです。
Service Metrics というセラーのうけたクレーム状況などを示す新しい指標が導入されます。
Service Metrics はセービス指標と直訳できますね。
これが、みなさんがお使いの Seller Hub内に追加導入されます。
このように感じの今までに見たことがないような感じです。
ここでは、ある2つのケースが開かれるとカウントされます。
- Item not received (商品未着)
- Item not as described (商品が説明通りでない)
この2つのケースがオープンされるとこの指標にカウントされていきます。
そして、自身と同じ商品、カテゴリー、価格帯で出品している他のセラーと比べ、あなたのクレーム率がどの程度かといった比較のための表示がされるようになります。
また、カウントの対象となるのは、直近3ヶ月の取引数が400回以上であれば、直近3ヶ月がカウントの対象となり、直近3ヶ月の取引数が400回以内なら直近12ヶ月のケースがカウントされます。
それに伴い、新たなペナルティーが追加されます。
Item not as described (商品が説明通りでない)がカウントされる期間内で、10回以上それがある場合には、そのカウントに影響しているカテゴリーの商品がバイヤーに購入されたときに、落札手数料が4%追加で徴収されてしまいます。
また、Item not received (商品未着)がカウントされる期間内で、1%以上が対象になってしまうと、自身が出品している商品の説明文をバイヤーが見たときに、Shipping の欄に自動的に配達予定日の日数が表示され、「時間がかかります」などの表示がされるようになってしまいます。
これによって、バイヤーには不安材料が増えてしまい、購買意欲の低下につながってしまいます。
eBay Store(eBayストア)
3つ目が、eBayストアに関するアップデートです。
これは、自身のeBayストアのURLの変更です。
https://www.ebay.com/str/StoreName
変更後は、このようになります。
以前のストアURLがクリックされると自動的に新しいURLへ飛ぶようになります。
また、6月からeBayストアに新機能が追加されます。
- New merchandising opportunities(新在庫管理機能)
- Enhanced mobile experienced(パワーアップしたモバイル)
- HTTPS security(HTTPSセキュリティ)
他にも若干の変更があるようです。
Simplified Returns(簡略化されたリターン)
最後に、Simplified Returns ですが、これは簡略化した返品ということですね。
しかしこれは、私達海外セラーには影響はありません。
アメリカのセラーに関する事項です。
eBay輸出には適応力と発想が大切
私達は、eBayというプラットホーム上でビジネスを展開しています。
今回のようなアップデートも頻発され、苦しいときもあるかと思います。
特に、eBayのAmazon化は深刻だと思います。
しかし、私達は、これに対応しながらも利益をあげていかなければ生き残れません。
自身のアカウントの保全を念頭に置き、こうしたアップデートにも対応できる適応力を養い、発想力を持ってさらなる高みを目指して頑張っていきましょう!!!
生き残る種というのは、最も強いものでもなければ、最も知能の高いものでもない。
変わりゆく環境に最も適応できる種が生き残るのである。
ダーウィン